お金の歳時記 2019年4月-新元号と特殊詐欺-
お金の豆知識様々なところで元号に関して特集が組まれ、今更ながらの部分がありますが、おさらいしておきましょう。
元号の始まりは、日本史の授業でお馴染み西暦645年の「大化の改新」の「大化」が始まりとされています。
元号発表後の安倍首相の記者会見で、「日本の歴史は約1400年」ということを言っていました。安倍首相の考え方としては、ここを「日本」の出発点としたのでしょうね。
これまで使用された元号の数は、247個で「令和」が248番目となります。
改元の理由としては
・天皇の代替わり
・縁起の良い出来事が起きた時
・地震災害や病気の流行した時
・干支で「辛酉」と「甲子」に当たる年
(「辛酉」と「甲子」の年には革命が起こるとされ、政権の安定を願って改元されました)
の4つが挙げられます。
明治以降は、一世一元の制とされ、天皇一人に対して一つの元号という制度になりましたので、 天皇の代替わりでしか改元がないのですが、大化から慶応(「明治」一つ前)までは、上記の理由で結構まめに改元されていました。
元号を改めて気分一新と言った意味合いが大きいようです。そう言う意味では、昨年は災害が多かったですし、 「令和」に改元をして気分一新し、和やかな年になるといいですね。
そんな一大イベントがありますと必ず出てきますのが、それにあやかった詐欺や偽情報です。
すでに改元に伴って某携帯電話会社のサービスが打ち切りになるというような偽情報が出回ったようです。 確かに、改元に伴ってコンピュータシステムを更新しなければならないのですが、そのような情報は必ずメーカーから出されます。
インターネット上や街の噂話で様々な情報を聞いたとしても、必ずそのサービスを購入している会社が出している情報を確認しましょう。 メールで疑わしい情報が届いた場合には、メール内にあるアドレスをクリックせず、Google等で検索の上、 その会社のホームページへ直接アクセスし情報の真偽を確認してください。