2020年2月−情報セキュリティの日−
2月2日は情報セキュリティの日とされています。
情報セキュリティ政策会議において、情報セキュリティ問題を俯瞰した3年間の戦略として「第1次情報セキュリティ基本計画」が、平成18年2月2日に定められました。
これに伴い、毎年2月2日を「情報セキュリティの日」とし、情報セキュリティの向上への気運を全国的に波及・浸透させるとともに、
広く官民における意識と理解を深めることを目的に定められました。
パソコンやスマートフォンは、それらを使って情報をやり取りしない日は無いくらい普及しました。
そのパソコン等から、インターネットを通じて様々な情報を得ていますが、その情報とともに悪質なウイルス等が送られてくることがあります。
インターネットに繋がっていない場合は、家のドアを閉めている状態で悪者が外から入って来ません。
逆にインターネットに繋がっている場合は、家のドアを開けている状態で、悪者が家に入ることが出来ることになります。
100%悪者が入って来ないようにするには、インターネットを使わないことしか方法はありません。
しかし、日々の生活の中でそれは難しい状態です。そのため各自で悪者が家に入らないような対策が必要です。
悪者は、良い者のふりをしてやって来ます。取引銀行等の名を騙り偽のサイトに誘導するメールや、
知人や取引先のふりをして悪質なウイルスのデータをメールで送りつけて来ます。
例えば、「たかしです。先日話した資料です」という内容のメールを何百万、何千万の人に送ります。
知人などに「たかし」という人が存在しない方は、そのメールに見向きもしません。
しかし、中には、たかしさんと最近打ち合わせをした人がいるはずです。一人、二人、いや数十人かもしれません。
そのうちの誰かがメールを開き添付されたデータを開いたとしたら、そのPCは悪質なコンピューターウイルスに犯されてしまいます。
結果、自分のパソコンが壊れてしまう場合があります。
自分のパソコンが壊れるだけならまだ良い方で、コンピューターウイルスは、コロナやインフルエンザウイルス同様、知らないうちに他人に伝染させてしまうのも怖いところです。
知らず知らずのうちに、他人様に迷惑をかけてしまう可能性を秘めているのですね。
そうならないためには、しっかりとウイルス対策をしておかないといけないでしょう。
ウイルス対策ソフトを活用するのはもちろんなのですが、上記のような自分に無関係なメールを開かないのも重要な対策です。
「たかし」さんとお話したとしてもデータを送信する話をしていなければ、まず本人に確認をする必要があるでしょう。
取引する金融機関から不安を煽るようなメールが届いたとしても、メールに記載されているアドレスではなく、
正式なアドレスから当該金融機関のホームページを見ると良いです。
緊急性が高い場合は、必ず先頭のページにその旨の記載があり、対処方法も載っているはずです。
よって、不安を煽ったり緊急性のあるものであった場合でも、一旦冷静に考えて行動をしていただければと思います。
中には、迷惑メールが届くのでウイルスに感染していると考える方もおられますが、
アルファベットや数字を組み合わせ片っ端から送っていることが多いですので心配し過ぎることはないかと思います。