コラム

お金の歳時記 2019年7月-七夕・そうめんの日と2000万円問題-

お金の豆知識

7月7日は、「七夕・そうめんの日」です。これは、全国乾麺協同組合連合会が、7月7日にそうめんを食べる習慣を呼び起こしたい、とのことから、設定されました。
 同連合会によりますと、平安時代に、健康を祈るために七夕にそうめんを食べたとの記録があるそうです。 また、そうめんを白い糸に見立て、機織りが上達するように願いを込めたとも言われています。 そうめんの歴史は古く、記録の上では奈良時代まで遡ることができます。古くは索麺といい奈良県の三輪そうめんが発祥となり、全国各地へ広まったようです。

 我が家でも夏になるとそうめんをいただきます。市販のそうめんつゆでいただくのですが、ふと奈良県出身の母が、三輪そうめんの甘いつゆで食べてみたい、と漏らしました。
 そこで調べてみましたら、三輪そうめんの公式サイトによるつゆのレシピと、揖保乃糸の公式サイトによるつゆのレシピを比較するとかなり違うことが分かりました。

 三輪そうめんは、だし汁2カップ、濃い口しょうゆ2分の1カップ、みりん2分の1カップ  一方、揖保乃糸は、水1リットルに、昆布20グラム、カツオ40グラムで出汁をとり、それに対して、みりん小さじ2杯、濃い口しょうゆ80cc、砂糖大さじ2分の1でした。
 三輪そうめんのみりんの割合が多いことがよく分かります。
 これを調べてから三輪そうめんを食べておりませんので、一度食べてみたいと思います。

   そうめんは細く長いものですが、人生も100歳まで生きることを考えると、細く長く貯蓄を使って行くという意識を持たざるを得ない状況になってきました。
 最近、世間を賑わせたのが「老後資金2000万円足りない問題」。金融庁が出した報告書に、毎月の年金等の収入額が約21万円で老後の生活費が約26万円で、約5万円の赤字との記載でした。そんな老後資金を計背資するためにつみたてNISAやiDeCoは有効なものです。
 政治の世界では、野党が2000万円足りないことを追及し、与党はこのけしからん報告書は受け取らない。という非建設的なやり取りに終始しました。 これまでこのコーナーを読んでいただいておりましたら、これらが不毛な議論であることはお分かりいただいているかと思います。

 そもそもこの報告書(「高齢社会における資産形成・管理」)は、年金資産が足りる足りないという問題を取り上げているわけではありません。
 老後の生活資金が年金だけでは足りないのは自明のことであって、そのような現状をふまえて、 これから老後を迎えようとしている世代はどのように対処をしていくべきなのか、 また、すでに老後生活を入っている世代はどのようにして資産寿命を伸ばして行くのかを、世代別に分かりやすく提言しております。
 とても分かりやすく書かれていますので是非、「話題の」報告書お読みいただければと思っております。

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