コラム

お金の歳時記 2019年12月-映画の日と決算!忠臣蔵-

お金の豆知識

1956年6月29日に日本映画連合会の総会で12月1日を映画の日にすると決められました。
1896(明治29)年11月25日から29日にかけて神戸の神戸倶楽部で初めて映画が一般公開されました。ただ11月25日は半端な日付とのことで、12月1日が映画の日とされました。
この1896年に公開された映画は、現在のようなスクリーンに映写されるものではなく、1人ずつ覗き込んで見る「キネトスコープ」と呼ばれるものだそうです。

映画の日にちなんで、毎月1日が映画サービスデーということで鑑賞料金が安くなっています。通常料金が1,800円程度かかりますので、サービスデーを上手く活用したいところですね。
そんな映画でこの冬注目しているのが『決算!忠臣蔵』です。原作は、山本博文氏『「忠臣蔵」の決算書』(新潮新書)。「忠臣蔵」お金の面から分析したもので、この冬、それが映画化されました。

討入りに必要な予算が現在の価値で9,500万だったそうで、当然予算内で、仇討をしなければならないわけです。 大石内蔵助は討ち入り決行までの潜伏期間で使用した費用すべてを帳簿に記録していたそうで、それを元に、いかにお金を用意し、仇討ちをすることが出来たのかをコメディタッチで描かれているようです。
帳簿を残しておくことで後々検証することができます。日記代わりにもなりますし、映画を見ると帳簿の大切さを再認識することになるかもしれませんね。

「忠臣蔵」は悲劇として色々描かれてきてあまり好みではないのですが、とても興味をそそられる切り口ですし、楽しそうですので時間を作って見に行きたいと思っています。
恐らく1年後くらいには、テレビで放映されるのだと思います。 しかし、映画館ではCMも入らず、携帯電話や家の用事も気にすることなくストーリーに集中できるのがいいので、興味をそそられる作品は見に行くようにしております。
映画館へあまり足を運ばない方も、寒い冬ですし、お気に入りの作品を是非、映画館で見ていただければと思います。

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